緋の纏の漫画ネタバレや感想と1巻無料試し読みを紹介

緋の纏

今の時代にも、火事や火災の事故は多いですよね。
今でこそ火事が起きても電話をすれば救急車や消防車が来てくれますが、そんな便利なものはない時代もありました。

水の自由がない時代命がけで炎に立ち向かう火消と呼ばれる人々がいました。
自ら炎に立ち向かい、鎮火をしていた彼らは、町の英雄そのものでした。

そんな火消の男たちの活躍を描いた作品で「緋の纏」という漫画があります。

カッコいい漢の中の漢!
火消の人達がどのように炎に立ち向かっていったのか、興味のある人はぜひこの記事を読んでください!

まずは「緋の纏」のあらすじをどうぞ!

☆☆☆

時は江戸。
武家育ちの一進は、後継ぎの問題でひっそり江戸に出てきた。
が、着いて早々に争い事に巻き込まれ、いつの間にか江戸火消四十八組の「く組」に厄介になることに!?
侍であり武士として生きてきた一進が、火消の男たちと関わり、共に奮闘するその先に光はあるのか―――?

☆☆☆

侍なのに火消の中に入ってしまい、町民としての振る舞いに苦戦しつつ、武士道も忘れない一進から目が離せません!
良くも悪くも「熱い」漢達の活躍をご覧くださいませ!

「緋の纏」第1巻ネタバレ

確かに見たのだ…
嗷嗷と唸る音 狂うほどの灼熱
薄れゆく意識の中で…
緋色に浮かんだ…ひとすじの「路」を―――

歴代旗本五千石当本家御正室第二子「佐倉一進」。
旗本の父親の急死で、跡目問題に利用されないよう、家臣である古部静一郎と共に一進は江戸へ出てきた。

身分がバレないように静一郎を若君、一進を使用人として江戸に入るものの、静一郎が一進から離れた隙に一進が柄の悪い男達にからまれてしまう。
そこを通りがかったのが「く組」の火消、孤太郎と銀次、織之助の3人で、男達から孤太郎に助けられる一進だが、旅の疲れも相まって倒れてしまう。

一進は夢を見た。
まだ生きていた父が残した言葉。

「勇に咲き、義に散れ」

夢のあと、一進が目覚めるとそこは見知らぬ場所。
そこではぐれていた静一郎とも合流し、自分を助けてくれたのが火消の男達であったと一進は知る。

江戸火消四十八組大番組五番所属「く組」。
静一郎は自分が武士であると説明すると共に、一進をく組で預かってくれないかと言い出す。
最初は反対する者もいたが、く組の頭の命で一進を預かることに。

その日が明けた翌日、江戸に出て早々に単独行動になってしまい不安がる一進だが、く組の孤太郎達はまるで友人のように砕けた態度で接してくれ、少し乱暴なだけで悪い人ではないのかもしれない、と一進は安堵する。

すると早朝から火事が起こり、孤太郎達はあっという間に出動した。
その時に孤太郎が札を落とし、その札を「消札」だと勘違いした一進は、その札を返すべく孤太郎を追った。

火事の現場では燃え盛る家の隣の屋根に、孤太郎が纏持ちとして立っていた。たまたま居合わせた静一郎と一進が見守っていると、燃えている家の中に火消と子供が取り残されているらしい。
火事場を仕切る纏番が指示を出さないため、他の者も助けに入れない。纏番は自分の指示を無視して飛び込んだ火消を見捨てようとしていた。
孤太郎が激怒するが、纏持ちはその場を離れられない。

「わかりました。私が参りましょう」

そんな中、一進はそう言って進み出た。
火消ではない一進が助けに入っても罰はない。だが、素人がやみくもに入ってもそう簡単には助けられない。

孤太郎は「やめろ」と叫ぶが、水をかぶった一進はそれを振り切って燃え盛る家の中に飛び込んだ。

炎に包まれた家の中で、一進は夢で見た父の言葉を思い出す。

『真実を見誤るな』
『勇に咲き 義に散れ』

その言葉で父が一進に伝えたかった想いをその場でようやく一進は理解した。

『武士として立派でなくとも 人として清らかでいろ』
『生き方』を見誤るな
、と。

燃え盛る炎の中、一進は取り残されていた少女と助けに入った銀次を見つけ、無事に銀次と子供を助け出した。

歓声を受けながらも孤太郎に怒られる一進だが、一進はうっかりその場で自分が持っていた印籠の家紋を母からもらったものだと言ってしまう。
騙されたことを知った孤太郎は激怒するが、銀次と静一郎になだめられて一度、頭のもとに戻ることに。

改めて向き合い、静一郎は一進の身分を明かし、跡目問題のことを伝える。
そしてそれをわかったうえで一進をく組で預かってほしいと再度願い出た。
話を聞いていた孤太郎は猛反対するが、頭は銀次を助けた恩人を放ってはおけないと、静一郎の頼みを了承する。
そして一進がまた勝手をしないようにお前が見張れと頭は孤太郎に言った。
過去に武士からひどい扱いを受けたことのある孤太郎は反発するが、頭の命には逆らえず、一進はく組で預かることに。

すっかり信用を失って消沈する一進だが、無くした信頼は己で取り戻すべきと自分に誓い、その翌日から孤太郎に認められようと必死について回る。

無視されようが諦めずについてくる一進に、孤太郎も少し困惑していた。

孤太郎はかつて、武士に弟を殺された。
それから孤太郎は武士を毛嫌いするようになるが、憎むべき武士である一進の誠実さに心が揺らぐ。
先輩である銀次にも諭され、孤太郎は一進と和解した。

一進と和解してから、孤太郎は本格的に一進を火消としての訓練を始めた。
まず最初は高い屋根に上ること。しかし実は高いところが苦手な一進は、梯子の訓練にもビクビク。
精一杯の勇気で梯子を上った一進が偶然見たのは、火付け用の石を打つ男だった。

とっさにその男が放火犯だと思い、孤太郎がすぐに確保。
く組に捕まったのは地本問屋の徳市という男で、火を付けようとしていたわけではなく、稿本を乾かそうとしていたらしい。

話を聞くと、徳市の店である紅屋の商売敵である栄屋のゴロツキに作家からもらった稿本を川に捨てられたのだという。
稿本が駄目になると店は作家からの信用を失い、作家は二度と書いてくれなくなる。

そんな話をする中、徳市自身も本を書いているのだとわかり、一進は徳市の作品を本にすればいいと徳市に勧めた。
たかが趣味で書いたものだと徳市は最初は戸惑うが、一進に説得されて徳市は自分の作品を納得がいくまで書き直すことに。
徳市が頑張っている間、一進は梯子の練習を続けるがなかなかうまくいかない。

一進が苦戦する中、徳市の作品が完成し、徳市は一進と孤太郎を護衛に出版の申請を受けに行く。
するとその稿本を狙って、栄屋のゴロツキが再び現れ、大喧嘩が始まる。

怯える徳市をよそに、一進と孤太郎はあっという間にゴロツキをのしてしまったが、最後の1人が徳市に飛びかかり、稿本の一部が破れてしまう。
飛んでいってしまった稿本の一部を追うが、紙は背の高い木の上に引っかかってしまった。
梯子が届く高さではないし、背が高くて重い孤太郎が登れる高さでもない。
きっとバチが当たったのだと徳市は諦めかけるが、一進はそんなことはないと断言して、苦手だった高い場所への恐怖を乗り越えて一進は木を登る。

そしてなんとか稿本の紙を捕まえる…が、その直後に枝が折れて一進は落下。とっさに孤太郎が手を伸ばすが、届かない―――と思った時、徳市が一進の下に飛び込んだ。
徳市自身が一進を受け止めたおかげで一進に大きな怪我はなく、徳市の稿本は無事に提出することが出来た。
多少の怪我はしたものの、木に登ったことで一進も高所の恐怖を克服できたのだった。

徳市の騒動が過ぎ、く組の片付けの手助けが出来ず、買い出しに行くことになった一進。
味噌や酒、醤油に大根———すべてを買ったものの、その重さにふら付いていた一進は誰かとぶつかってしまう。一進とぶつかった男は酒に酔っていたが一進を手伝い、近道を教えてくれ、実は良い人だったのでは!?と一進は感動する。
無事にく組に着いて感謝を述べる一進に、男はあるものを差し出した。それは一進の財布に入っていたお金!ぶつかった時に男はこっそりお金を抜いていたのだ。
世の中良い人ばかりじゃないぞと笑う男に一進が呆然としていると、孤太郎が出てきて、その男を見るや否や男につかみかかった。
男の正体がわからず混乱する一進に、その男は「」と名乗り、孤太郎から要がく組の組頭なのだと知らされた。

のらりくらりとしながら一進をからかう要に、一進は不貞腐れ気味。
油を売りに来た男と一進が話している時も不用意に名乗るなと要は指摘する。一進は身分を隠しているのでその通りなのだが、要の態度に一進は反発を感じてしまう。

そんな時に火事が起こり、く組が出動することに。
すると、組頭の要はまるで別人のように皆に指示を出し、家を解体していく。
銀次曰く、要はただふらついているわけではなく、江戸の町の建物の構造をすべて暗記しているのだと言う。どこから砕けばより早く家を解体し、延焼を防げるのか。それを把握するために出歩いているのだと。
初めての火事場で要や孤太郎の活躍を間近で見て、一進は改めて火消のかっこよさを感じたのだった。

そして鎮火後、一進と孤太郎が残り火の確認をしていると、通りがかった男が一進に詰問をしたいと言ってきた。
孫兵衛と名乗ったその男は孤太郎の知り合いで、一進は犯人か疑われるが、孤太郎が一進は火消だと説明した。
孫兵衛の連れの「つる」という少年に怪しまれるが、孫兵衛のもとに「川から死体があがった」と連絡が来たので皆で現場に行くと、被害に遭った男は以前にく組に油を売りに来た男で、その時に話し込んでしまった一進は自分が引き止めたからと動揺する。
孫兵衛は一進のせいではないと諭したが、つるが一進を疑い、動揺して泣くのも芝居なんじゃないかと茶化した。さすがに孤太郎に怒られて、孫兵衛はつるを連れて一度帰っていった。

知り合いの死を見て落ち込む一進に、孤太郎は一進を湯屋へ連れ出した。
火事場のいざこざを終えゆっくりしていると、そこに静一郎が現れた。一進をく組に預けてから、静一郎は日雇いの仕事をしていて、今日はその汗を流しに来たらしい。

そこで先程のつるとの諍いを知って怒る静一郎だが、果たして男の死は本当に一進に関係ないものだったのだろうか?

同じように死体を見ていた静一郎は、その場で怪しげな人間を見かけたことを思い出し、そのことを一進には伝えないまま去ってしまう。
湯屋から帰ると、孫兵衛に諭されたつるが現れ、疑って悪かったと一進に詫びた。

その頃、静一郎は怪しい武士と会っていた。自分を「重護」と偽って男に近づくと、その武士は一進の藩の人間で、跡目問題で揉めている側室からの使いだと言う。一進がく組にいることを確かめるために油屋の男を斬り、火を起こしたのだと。
言った後で武士は静一郎が重護ではないと気付き斬りかかってくるが、静一郎は冷静に対処し、男を斬り捨てる。

この武士が本当に側室の差し金であれば、一進の身も危うい。
それを悟った静一郎は、真相を確かめるべく、藩に戻ることに。

果たして、静一郎が戻る藩に、何が待っているのか―――。

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以上が「緋の纏」1巻のネタバレになります。
登場人物が男ばかりで花のない話ですが、当時の人々にとって火消がどのような存在だったのかよくわかる話です。
恋愛要素もほとんどないですが、武士である一進がく組の男達と接することで、今まで見えなかった考えを知り、重い過去を持つく組の男達の考えが変わっていく様は見ていて素晴らしいです。

武士でありながら決して町民のく組をさげすむことなく、武士が嫌いだった孤太郎が改心のきっかけを得たのも一進が居たから
続刊では孤太郎だけでなく、銀次や織之助、そして一進をからかっていた要も一進の影響を受けて過去を乗り越えていきます。
そしてネタバレの最初に載せた意味深な言葉。これは本編を読んでいただければ自然とわかることかと思います。
後々、一進とく組の意外な接点が見つかったりも・・・?

武士ならではの志が、く組の人々をどう変えるのか―――ぜひ漫画の本編でも確かめてみてください。


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