銀狼ブラッドボーンのあらすじやネタバレと評価まとめ

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ヒーローというものは、女性であれ、男性であれ、若い人が多いですよね。
それはもちろん、英雄でさえも時間の老いには逆らえないからです。年を取るにつれて、人は弱くなっていく。

かつてのヒーローが再び戦場に立った時、彼らはどこまで「今」の敵と戦えるのでしょう?

今回ご紹介するのは「銀狼ブラッドボーン」という作品です。
メインになって戦うのはなんと70歳の老人!?

老いたと言っても元は英雄、そう簡単には倒れない彼の「最後の仕事」を伝えるべく、ネタバレを書かせていただきます。

まずはあらすじをどうぞ。

銀狼ブラッドボーンのあらすじ

☆☆☆

場所はサンサロドという街。
事件の始まりは1人の女の死から始まった。
最初の被害者の少女は、だけを抜き出して殺されるという無残な姿で発見された。
最初は人間の猟奇的殺人かと思われていたが、後々に犯人が「人ではない」可能性が浮上する。
人間では太刀打ちできない「化け物」を倒すべく、警察が呼んだのは1人の老人。
かつて、この街にあふれていた吸血鬼を打ち負かした銀狼団という組織にいた男
ハンス・ヴァーピットは、化け物退治のプロだと言われていた。
この街では誰もが知る英雄だが、それも十年前のこと。
老いた身で化け物討伐の依頼を受けたハンスが、自らの命をかけた「最後の仕事」を始める―——。

☆☆☆

あらすじをご覧になるとわかると思いますが、この作品は人が殺される場面が多く、少しグロテスクな面もあります。
複数の口や無眼の化け物などが苦手な人には読み辛い作品かと思いますのでご注意ください。

しかし、それを含んでもこの作品に魅力は多いです。
1つ目は、唐突に街に現れた「骨を喰う者」
骨を食べるといった時点で異常ですよね。
人間の血や肉を食らう生き物は「吸血鬼」「狼男」など、1度は聞いたことのある存在がいますが、骨を食らうという発想は新しいものだと思います。

2つ目は、それに立ち向かうのは若者ではなく、年老いた老人だという設定も面白味があります。
かつての英雄とはいえ、未知の存在に老兵が立ち向かうのは無謀な行為です。
けれど老い先短い老人だからこそ、まさに「命」をかけて戦えるのかもしれません。

恋愛要素はほぼ無いのですが、アクションダークファンタジーの要素は十分に楽しめる作品です。
グロテスクな描写もあるので、少しはホラーもあるのかも?

この作品をご覧になる方は、主役のハンスより年下の人がほとんどでしょう。
老いてなお、化け物に挑むハンスの姿はまさに「漢の中の漢!」
連載開始後、
「おじいさんにときめくなんて」
「こんな爺がいたら惚れます!」

など、熱烈なコールが殺到したそうです。
そんな方々の評価を裏切らない作品だと思います。
私もこの作品を読んでハンスに惚れた1人です。

「銀狼ブラッドボーン」は現在、3巻まで単行本が出版されていますが、今回は1巻の話をメインにネタバレをさせていただきます

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銀狼ブラッドボーン

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「銀狼ブラッドボーン」第1巻ネタバレ

老兵よ、戦え。

事の始まりは1人の少女の死だった。
サンサロドに暮らす少女が、デートに向かった先で殺された。
殺人現場に残されたのは少女の血と肉のみで、人体に二百ある骨がすべて引き剥がされていた

尋常ではない殺害方法に「犯人は化け物だ」と口にする者も。
実際に、この街にはかつて吸血鬼という人外の存在があったが、ここ十年で吸血鬼の生存は確認されていない。
それに吸血鬼は名前の通り血を啜るもので、吸血鬼の行動とは反している。

人間による「猟奇的事件」として調査が始まるが、検査の結果、遺体の血や肉から何者かの「唾液」が検出された。
犯人は骨を引きはがしたのではなく、骨を「食らって」いたのだ。

「犯人は人間ではない」
その可能性を感じ、警察はある男を呼び出した。

警察が手紙を差し向けたハンス・ヴァーピットは、十年前まで吸血鬼ハンターとして人外の存在を狩るプロだった。
この街では誰もが知る英雄だが、ハンスは今年で70歳になる老体だ。
しかし、50年暮らした大切な街を脅威にさらす存在は許せないと、ハンスはその依頼を承知した。

50年住んだこの街に最後の奉公をしよう。
埃をかぶった武器を磨き上げ、遺書をしたためて
おいぼれの最後の仕事を始めよう。

警察署に行き、ハンスを呼び出した張本人であるデュネ警部と再会の握手をしながら、事件現場へ案内されるハンス。だがその現場で案内してくれたアナ刑事が襲われ、予想以上に敵が手強いものだと悟った。
その感が示した通り、危険を感じたハンスが警察署に戻ると、警官のほぼ全員が殺されていた
黒い大きな体にパックリと割れる巨大な口。明らかに「人」ではない生き物だった。

こんなものを止められるはずがない。
人間を丸ごと食らうその化け物を見て恐怖するアナだが、ハンスは一切の躊躇なく化け物に向かっていき、唯一生き残っていたデュネを助ける。

老いた体に鞭を打って、ハンスは同居人のココウィルが持ってきた戦槌(ウォーハンマー)を使い、化け物を倒した。
しかしその化け物は敵の「本体」ではなく、使い捨てで作られた駒だった。
ならば命令を出しているはずの本体はどこに?

その時、デュネの口から本人以外の声が聞こえ、デュネの口の中から男が出てくる。
デュネの口から現れたその男は自分を「グリム」だと名乗り、人間でも吸血鬼でもない「骨を貪り、咀嚼する者」だという。
グリムはわざわざ事件を起こし、警察本部を襲ったのはハンスを引きずり出すためだと言った。

かつて最強とまで呼ばれた伝説の退治屋(ハンター)の『今』を見極めるために。

ハンスがグリムと相対するものの、アナをかばったハンスは一手を取られ、グリムに負けた
その場でハンスを殺すことも可能だったが、グリムは「最高のハンス・ヴァーピットじゃないと意味がない」とハンスに何かを埋め込み、その場を去っていった。

みすみす敵を逃し、生き残っていたデュネも死んだ。
ハンスの敗北は新聞の記事に大きく取り上げられた。だが、最強のハンターだったハンスが負けたことで、ただことではないと国や政府も動き出す。それはハンスの狙いだった。

国が動き出した今、わざわざ老いたハンスが戦わなくてもいいのでは。
ハンスの身を案じてココウィルがそう言うが、ハンスはたとえ過去より劣った力でも、引き下がれば先に死んでいった者たちに合わせる顔がないと言い、戦いから手を引くことはなかった。

グリムから受けた傷が癒えるまで病院にいたハンスだが、その間に起きた貨物船の炎上事件に不信感を抱いたハンスは、早々に病院を後にして現場へ向かう。

船が燃えた時、船は湾内だったので乗組員は海に飛び込めば火からは逃れられたはずだ。
だが未だに生存者は見つかっておらず、乗組員は何か逃れられない状況にあったのではないか。

事件の真相を知るためハンスが港に向かうと、ハンスの予想通り、乗組員の遺体は体の骨が抜き取られた「骨抜き事件」と同じ状態で発見された。
船の炎上にグリムが関わっていたことがわかるが、その居所などは未だに不明のまま。

その時、船の積み荷の中に日本刀を見つける。
その刀はハンスが日本で倒した吸血鬼が使っていた「鬼童丸」という特別な刀だった。
鬼童丸の持ち主はハンスが倒したのだが、偶然この現場に鬼童丸が現れたのは不信感を隠せない。
ハンスの予感は当たり、海から上がってきた男が刀を奪い、ハンスに襲い掛かる。

「貴様ら化け物は全員殺す」

そう口にした男は、重さが5キロもある鬼童丸を振るう。
この男がただものではないのはわかるが、男はハンスのことを「化け物」だと言った。ハンスの何を見て「化け物」だと判断したのか?
一度、男を倒して気絶させ、ハンスは男にその理由を聞く。

その男は、化け物の気配がわかるのだという。ハンスからも同じ気配がしたのでハンスを襲ったのだ。
だが、ハンスから化け物の気配がしたのは、おそらくグリムがハンスに埋め込んだ「何か」のせい。
男はハンス達と同じくグリムを敵としていた。

その頃、街の地下で身をひそめるグリムは仲間を集めつつあった。
以前にハンスに殺された吸血鬼、ハンスと共に戦って殉職した銀狼団の男。
なぜ過去に死んだはずの者が生きているのか?
それだけではなく、グリムはかつてハンスが愛した女イザベラをも手中にしていた。
グリムの持つ能力は? そしてその目的は?

キミが乗り越えてきた過去全てが君の敵だ。

ハンスにしか味わえない地獄が老兵を待っていた。

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ここまでが「銀狼ブラッドボーン」1巻のネタバレです。

人の生き死にが多い物語ですが、物語を盛り上げている注目すべきはことはグリムの強さでしょう。

銃も効かない人を食らう化け物を大量に作り出せるグリムは、やろうと思えば警察署を襲った時のように、街などあっという間に滅ぼしてしまう強さがあります。
それだけでなく、グリムは1巻の終わりにちらつかせた「死者蘇生」が出来るのです。
チートすぎる存在ですよね。
もはや反則だと言いたいです。 
舞台にハンスを引きずり出したグリムですが、2巻ではハンス以外のグリムの「目的」もわかってきます。

そしてこの物語を面白くさせている要素のもう1つは主人公であるハンスです。

40年間、吸血鬼と戦ってきた英雄ですが、見た感じはどこにでも居そうな優しいお爺さん。
最強のハンターと言われていたのに
ココウィルを相手に冗談を言ったり、
実は甘いものが大好きだったり、
鬼童丸の持ち主だった男に「匂う」と言われて「加齢臭が!?」とショックを受けたり、
など、くすっと笑わせるようなユニークさも持ち合わせているのです。

銀狼ブラッドボーンを読んだ書店員からは

「爺がとにかく格好良すぎて、人生初の爺萌えに目覚めそう!」
「最初の数ページのインパクトがすごかった」

など、高い評価を得ています。
その評価を裏付けるように、某通販サイトのカスタマーレビューは、平均で5つ星のうち4.4の評価が付いていて、

老人である事を存分に活かした主人公が魅力的です。
バトル漫画の主人公に感じがちな万能すぎて引っ掛かりを覚えやすいデメリットが、主人公を老人に設定する事で見事に解消されていますね。

老いた伝説の吸血鬼ハンター最後の戦いは今まで倒してきた強敵達
過去の自分を超えることが出来なければ絶対に勝てない相手達である
ただの主人公TUEEEEEEEEものとは違い、負けるかどうかわからないハラハラ感が出ててとても面白かった

など、老人が主人公になっていることで、他の少年漫画とは一風違った作風も高く評価されているようです。
そして

おじいちゃんかっこいい!!!
それが一番最初に来るかも(笑)

と、ハンスに惚れてしまう女性も多いようです。
また、感想を書かれている読者の方のほとんどが、グリムという強敵を相手にしているにもかかわらず、ハンスの勝利を疑わないことも不思議なところ。

命をかけて、たとえ死んででもきっと倒してくれる。

自然とそう思わせてくれるハンスの魅力はすごいですね。

格好いいアクション、
グロテスクな化け物の姿、
そして苦悩しながらも未来を見据えるキャラの表情。

興味を持たれた方は、一度試し読みをチェックしてみてください!

銀狼ブラッドボーンの試し読みは上のサイトより検索窓に「銀狼ブラッドボーン」と打ち込むと見ることができます。


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